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執筆者の写真北原 功士

絵の完成に要する時間

 僕の絵を描く速度は、遅くもなく速くもないと思っていますが、50時間で1枚が理想です。しかしながら、まだまだ未熟ゆえ厚塗りで密度の濃い絵では100時間かかる事もあります。

 令和怪奇画報は80ページ程度の本として、年に2冊作る事にしましたので、最低でも年間60枚の絵を描かなくてはなりません。1冊に30枚以上の絵を掲載するつもりです。今のペースでは間に合わず、文章やレイアウトなど作画以外の作業を考えれば、休日もほとんど取る事はできませんし、雑誌などからの依頼が来ないとも限りません。本が出来上がっても、皆さんの手に入れなければ意味がありませんので、販売する時間も必要です。

 さらに、現在作業している場所では、これから増えていくであろう絵や資料、令和怪奇画報の在庫などを置くスペースも無く、引っ越しも必要になるでしょう。

 ですから、絵を描く速度を上げる事は、僕にとっと急務なのです。途中まで描いた絵を捨て、最初から描き直す事があったり、思った通りの色がなかなか出せなかったりと、多くの問題と不安の中で毎日作画しております。

 皆さんに楽しんでもらうには、時間のかかる構図や色使いも必要ですので、手を抜かず死に物狂いで取り組んでおります。


 ブルース・リーが「蹴りが上手くなりたかったら蹴るんだ!」と言ったように、絵を速く描きたかったら描くんだの精神でやっていこうと思います。

 おそらく少しずつ慣れていき、スピードも上がると信じて。


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