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執筆者の写真北原 功士

さらばクリスマス!

 絵を描いているうちにクリスマスが自動的に過ぎ去りました!外出でもすれば街はクリスマスムードに染められていたのでしょうが、余程の用事が無い限り家から出ない僕には冬が来ている事すら今ひとつ実感がありません。

 テレビも映像ソフトの再生専用機であり、番組は見れないので、外界での出来事もあまり知らずに過ごしています。

 思えば昨年末から怪奇画を描き続け、正月も作画に集中しておりました。クリスマスや正月などの季節感を楽しむのは良い事だと思いますが、絵描きというのは、世間とは隔絶された空間で来る日も来る日も絵を描き続ける暗い存在なのです。それは時に苦しい事でもありますが、好きでやっている事なので大方楽しき生活なのだと思います。

 皆さんに僕の絵を楽しんでもらったり、雑誌などに寄稿して原稿料をいただけているのは、子供の頃からこういう事を続けているからだと思っています。   

 中学生の時、試験前の一夜漬けで徹夜した際、朝にはカラーイラストが完成していた事がありましたが、それも無駄な事ではなかったようです。

 絵に限らず、何事も時間を費やす事で何とかなるものですね。何かの専門職につきたい方は、他者より多くの時間を費やす事をお勧めします。

 因みに僕の絵が今ひとつへなちょこなのは、若い頃、映画ばかり見て、ゲームをやりまくり、バイクでキャンプツーリングなどし過ぎたからで、それは良い経験ですが、今はその分頑張らねばダメなのです。

 だからもうクリスマスなど僕には来ないのです。

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